豆柴犬とは。

豆柴及び小豆柴について

豆柴
・原 産 地
・起  源
・犬種分類
・毛  色
ume&fuku2_edited3日本
縄文時代
日本犬小型・柴犬
赤・黒・白・赤胡麻・黒胡麻

小豆柴
・原 産 地
・犬種分類
・毛  色
・沿  革
日本
日本犬小型・柴犬

極小豆柴から改良作出 突然変異も活用
体高 22cmの豆柴を基に作出 2010年公表

豆柴の原産地

豆柴は、公益社団法人日本犬保存会が定めた柴犬標準に照らして、体高不足の小さい柴犬ということになります。その多くは、山岳地帯において主に小獣猟犬として活躍していたもので、純然たる日本原産の犬です。

豆柴の起源は縄文柴代に遡る

柴犬は、縄文時代から狩猟として、人間と生活をともにしてきたと言われてきました。その中には尺以下の小さい犬もいて、それが現在の豆柴のルーツと考えられます。

 豆柴の毛色

豆柴の毛色は赤、黒、白、赤胡麻、黒胡麻です。中でも黒胡麻は最も数が少なく、その渋味のある色合いは、根強い人気があるものの中々産まれてきません。それだけに手に入れるのはより難しいのが現実です。


※赤胡麻写真追加予定

豆柴の犬種分類 豆柴は日本古来の小型日本犬・柴犬の中に存在する小さ目の柴犬です。したがって、犬種分類上「豆柴」は存在しません。正確に言えば、小型日本犬・柴犬の標準体高を満たしていない、小さな柴犬の便宜的な呼称です。

そのため、公認された、日本犬では最も権威ある登録団体である公益社団法人日本犬保存会や、国際畜犬連盟に加盟している全犬種の一般社団法人ジャパンケンネルクラブにおいては、豆柴としての登録はありません。ただし、天然祈念物柴犬保存会にあっては小柴部を設け『小柴』として扱っています。

豆柴の詳細

  1. 柴犬にポメラニアン等、小型の洋犬を交配して作出
  2. 柴犬を基に近親交配による繁殖
  3. もともと昔から存在した小型の柴犬による繁殖
    というように、いろいろ言われています。

1』については定かなことは分かりませんが、たしかに柴犬とは似ても似つかない犬を見かけます。毛質の点においても明らかに柴犬のそれとは異なるのもいます。

2』は、繁殖手法はどうであれ、柴犬だけを土台にして繁殖されたものと考えられます。しかし前記権威団体の血統書でない場合は、基から血統書がある犬が使われたかどうか、つまり純粋の柴犬てあったか否かの疑いが残ります。前記権威ある公認団体の血統書のある犬を何故、態々それ以外の対外的に信用されない団体を作ったり、一般には通用しない他団体へ登録替えをしなければならないかの説明がつかないからです。

3』は最も安心できて、且つ、確実性のある繁殖方法と言うことができます。

血統書発行団体がどこなのかが重要

何れの場合も、公益社団法人日本犬保存会や、国際畜犬連盟に加入している全犬種の一般社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)、または天然記念物柴犬保存会発行の血統書であれば間違いありませんが、『1』の場合、それはあり得ません。なお、血統登録団体で公益社団法人を認可されているのは、唯一日本犬保存会のみであり、公益社団法人日本犬保存会は、日本犬に関しては世界最高の権威ある団体と言うことが出来ます。

因に、公益社団法人日本犬保存会及びJKCでは、相互間において血統登録が出来ますが、その他の団体で発行している『豆柴』の血統書は登録を受け付けていません。

小豆柴・豆柴のチャンピョン犬

公益社団法人日本犬保存会や、国際畜犬連盟に加入している全犬種の一般社団法人ジャパンケンネルクラブでも犬種分類上は、小豆柴も豆柴も『柴犬』です。従って、展覧会に出展はできますが、どんなに素晴らしい体型・性格を兼ね備えた小豆柴や豆柴であっても、体高不足で失格とされてしまいます。

したがって、公益社団法人日本犬保存会等へ移籍、血統登録できない団体になら兎も角、権威ある公認団体である公益社団法人日本犬保存会や、JKCには小豆柴や豆柴のチャンピョン犬は一頭と雖も存在しません。

近親交配は専門家が育種上の必要ある場合のみ行うべきもの

近親交配というのは、素人がみだりに行う性質のものではありません。しかし、育種上不可欠な繁殖手段であることには変わりなく、改良の過程で行われていたとしても当然のことと言えます。また、系統繁殖も近親交配を行わずには成り立ち得ません。“近親交配”そのものが悪いと言うのは、素人的先入観による論法なのです。

近親交配の卑近な例は、競争馬・サラブレッドでしょう。それなくして今日にみる、あの素晴らしい速力を持つ馬の誕生はなかったのです。

とは言え、たしかに、ブリーダーの産生する子犬には、近親交配による弊害が散見されるのも事実です。それは絶対に繁殖に使ってはならない、誤った近親繁殖による結果で、劣悪、または畸形的な遺伝子を持つ犬を近親繁殖に用いたからなのです。近親繁殖の結果、遺伝的に優劣何れも、そのホモ固体が得られるのですから種雄、台雌ともに専門的知識にもとずく厳重な選抜が要求されます。

結論として近親繁殖は、専門家が育種上の目的と綿密な計画の基にのみ行われるべきであって、一般のブリーダーが安易に行い得る性質のものではありません。

富士野荘における豆柴の繁殖

「近親交配”は育種上必要」と申し上げましたが、だからと言って、当犬舎において販売する豆柴子犬を、直接近親交配によって繁殖しているということは一切ありません。つまり、両親が近親という子犬を販売することはないということです。その点誤解のない様お断りしておきます。因みに富士野荘の豆柴繁殖は「3」に該当します。

豆柴選びの注意点と血統書発行団体確認の重要性

では、豆柴をこれらのタイプに分類した場合、どちらを選ぶべきか。飼う人の好みの違いはあるにもせよ、豆柴はあくまで柴犬なのですから、柴犬の特徴を具備していなければなりません。

『1』であれば何も豆柴を飼う必要はなく、むしろポメラニアンなどの洋犬を飼えばいいのです。『1』の犬には当然、前記権威団体の血統書はありません。前記権威団体以外の血統書は、同権威団体への血統登録自体不可能ですから、その団体内でしか通用しない血統書と言うことなります。

血統登録団体における“豆柴”の扱い

公益社団法人日本犬保存会JKC共に豆柴は独立した犬種として登録はありません。しかし、天然記念物柴犬保存会では、小柴の名称で登録され、固定化に努めています。

柴犬の標準体高

公益社団法人日本犬保存会において「柴犬の標準が昭和9年(1934年)9月に制定されました。雄犬の標準体高は39.5cmで、38cmから41cmの幅を、雌犬は標準体高36.5cmで、35cmから38cmの幅を認めています。したがって豆柴は血統登録上、あくまで標準体高を満たしていない柴犬ということになります。

天然記念物柴犬保存会は小柴部

一方、天然記念物柴犬保存会の創立者・故中城龍雄氏は『柴犬研究六十年』の中で、小柴の登録を始めた経緯について「初め小柴部を設けた時は、大昔、1尺以下の小さい犬もおり、柴保の純化作出の結果、尾が少し短く、差尾ぎみの小さな犬ができはじめた結果、普通の柴犬の歪化の結果ではなく、もともといたものが分離してできたもの、という考えによって、今まで小さく生まれてきた子犬を、普通の大きさにしようという努力をやめ、小柴として取り扱うことにしたわけです。審査時に1尺以下の犬たちを、小柴として取り扱い、個々の犬のでき如何によって、金章犬と準金章犬に評価しました」と述べております。また、「小さいながら顔貌・体型・被毛・性質などに、縄文犬風の特徴を持っている」、「縄文人と、小さな1尺前後の犬がいて、穴猟や鳥や小さい獣たちの猟で働いていただろう、ということは想像できます」とも記述しています。

時代背景は変わる

日本の住宅事情、高齢化人口の増加に加え、日本人の日本犬に対する憧憬、それに「犬は外で飼うもの」から「家族の一員なのだから室内で一緒に暮らすのが当然」との認識に、時代背景は大きく変化したのです。その結果、必然的に豆柴の人気と需要は今後一層増大するものと考えられます。日本犬保存会、JKCにおいても、豆柴犬の実績・評価、小型柴犬の研究の進捗、考古学などの裏づけ等によっては、公認の日がくるかも知れません。

“豆柴”の血統書の価値評価

豆柴の登録を行っているところはいくつかあるようですが、その何れの血統書も、公認の血統登録団体である公益社団法人日本犬保存会、及び国際畜犬連盟公認犬種の登録を行っている一般社団法人ジャパンケンネルクラブでは予備登録さえ拒否しており、移籍することができません。ということは、それはその団体内では通用しても、一般には通用しない血統書ということになります。したがって、客観的評価・信用度はその範囲内にとどまる、と言わざるを得ないでしょう。

なお豆柴の血統書についてはこちらのページにて詳しく説明しています。

戦後の豆柴と研究・改良の歴史

戦時中の食糧難でも生き残った豆柴

戦時中における食料難の犠牲になったのは、何も人ばかりではありませんでした。特に多くの餌を必要とする大型種である秋田犬の受難は最たるものがありました。その点、柴犬の方が比較的恵まれていたと言えます。尺(30.3mm)以下の小さい柴犬、今で言う豆柴の生き残れた所以でもあります。

本物の豆柴誕生の原点

今を遡ること60年前の1954年。尺(30.3mm)以下の小柴を探し求めての全国行脚の中、小さな柴犬との出会いが富士野荘の原点となっています。

そのとき全国から集めた小さな柴犬を基に、更なる改良繁殖を積み重ね、今では日本一の子犬誕生頭数を誇る豆柴専門ブリーダーとなったのです。

小豆柴の誕生

その中で作出されたのが、極小豆柴より更に小さい小豆柴です。小さな柴犬の、今後の更なる人気の推進役となるものと期待されています。

日本犬及び日本原産犬について

日本犬の標準(スタンダード)

日本犬は、日本犬保存会によって、昭和9年(1934)小型、中型、大型の3型に区分・制定され、現在では、国内外犬種登録団体のスタンダードとなっています。

日本犬標準の解説

以下、日本犬標準について解説します。

  1. 外見と性格
日本犬は、素朴味があり、精悍で迫力と威厳に満ちていて、しかも気品と風格が漂ったものがあります。それでいて、飼い主に忠実・従順な性格は日本犬愛好家を心を引き付けて離さないものあると言ってよいでしょう。
  1. 動作と歩様
小型犬は敏捷な動作、軽快な歩様、中型犬はやや重量感のある動きですが、大型犬になると重厚な、どっしりとした風格を備え、それぞれ、愛好家の心を魅了させるものがあります。
  1. 一般外貌
雄は一見して雄と分かる外貌、雌は雌らしい容姿と顔つきであることが重要です。筋骨は締りがあり、体高と体長の比率は100対110が理想とされています。
  1. 大きさの標準
小型・柴犬の標準体高は、雄39.5cm、雌は36.5cmです。平均体高は、雄は38cm~41cm、雌35cm~38cmです。 測定は、体高は肩甲骨後部から足元までの高さ、体長は胸骨端から坐骨結節部までの長さを測ります。

2.中型の部、紀州犬、四国犬、甲斐犬、北海道犬の大きさ

雄の標準体高は52cm、雌は49cmです。平均的に、雄は49cm~55cm、雌は46cm~52cm中型の中で、甲斐犬・北海道犬の体高はこのサイズより2cm低くなっています。

日本犬の一覧

柴犬

 

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本
縄文時代
日本犬 小型・柴犬
赤・黒・白・赤胡麻・黒胡麻
雄38cm~41cm
雌35cm~38cm

北海道

 

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本
縄文時代
日本犬 小型・柴犬
赤・白・黒虎・赤虎・黒褐・胡麻
雄は47cm~53cm
雌は44cm~50cm

四国犬

 

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本
縄文時代
日本犬 小型・柴犬
胡麻・赤・黒・白
雄は49cm~55cm
雌は46cm~52cm

紀州犬

 

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本
縄文時代
日本犬 小型・柴犬
殆どが白
雄は49cm~55cm
雌は46cm~52cm

甲斐犬

 

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本
縄文時代
日本犬 小型・柴犬

雄は47cm~53cm
雌は44cm~50cm

秋田犬

 

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本

日本犬 小型・柴犬
赤・黒・白・赤胡麻・黒胡麻
雄は47cm~53cm
雌は44cm~50cm

その他の日本原産犬の一覧

狆(チン)

 

原  産 地
起  源犬種分類
毛  色
標準体高
日本
奈良時代新羅から日本の宮廷に献上の犬等を基に改良作出
小型愛玩犬
白地に黒の班・白地に赤の班
雄は20cm~28cm
雌は♂より小さ目

日本スピッツ

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本
昭和初期ジャーマンスピッツ等を基に改良作出
小型愛玩犬

雄は33cm~38cm
雌は30cm~35cm

日本テリア

 

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本
大正時代短毛のフォックステリアを基に改良作出
日本犬 小型・柴犬
体躯は白に黒や黒褐色の班 頭部は白と黒及び黒褐色
雄は30~33cm
雌は30~33cm

 土佐犬

原  産 地
起  源
犬種分類
毛  色
標準体高
日本
明治初期土着土佐犬にマスチィーフの血を入れ改良作出
大型犬・闘犬

60cm

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