社会性訓育の実施について

ご家庭にお迎えいただき、家族の一員として共に暮らすうえで重要なのが社会性訓育です。富士野荘では最低60日までの母犬と暮らし、更に1か月間は大勢の子犬と生活、社会性訓育を施しています。

動物愛護法は現在、生後49日までの子犬は引き渡してはならない、となっていますが、6月からは56日にかわります。しかし、それでも早すぎます。家庭に入るのが早すぎると、社会性が伴わず、色々と問題行動のある犬になってしまう可能性があるからです。

親兄弟と一緒に過ごしただけでは無意味とまでは言えませんが、その程度では大した効果はありません。確かな社会性のある子犬に育てるには若犬、成犬も交えた何十頭もの群れの中で訓育することが重要なのです。しかも、それは単に群居させるだけではなく、専門のトレーナーが専従して教育に当たらなければなりません。

子犬を親兄弟からいきなり、それも若日齢で離してご家庭に送り出したり、ショーウィンドウに飾ったりすることは、犬の性格形成の上で好ましくありません。まして40日 あるいはその近い日齢で離乳することはとんでもないことで、絶対に避けなければなりません。社会化のためには、親兄弟ばかりではなく、多くの犬との触れ合いとても大事なのです。

生後60日から始まる社会性訓育

富士野荘では、親兄弟から離していきなりお客様にお渡しすることはいたして居りません。 お母さん犬と一緒にいる生後60日位から、 何十頭もの群れに交っての社会性訓育を行っています。社会性訓育中は、群れの中には繁殖のために育成中の若犬、成犬、雄雌といった区別なく群居させております。それが社会性訓育上絶大な効果を生み、成犬になってからの性格さえも左右しますので、非常に重要です。

多くの他の犬たちとおこなう広い芝生の運動場での社会性訓育は、専従の担当者がつきっきりでこれにあたっています。それはとりもなおさずストレスのない快適な生活であり、寿命さえも支配するといっても過言ではありません。「三つ子の魂百まで」といいますが、それは育った環境も影響します。子犬も同じです。

生後110日までの社会性訓育・初歩訓練後のお引き渡しを推奨

富士野荘では生後3か月、去勢・避妊手術後抜糸までの合わせて110日間の社会性強化訓育、及び初歩訓練済みでの引き渡しを推奨しています。その理由は生後2か月から生後110日迄の間は、性格形成上一番重要な時期で、しかもそれは、単なる訓練のように後から出来ることではないからです。

生後3カ月になったら、8種混合ワクチンの追加接種をしなければなりません。それが済んで抗体が完成まで外歩き、他の犬との接触は避けるべきだと獣医さんは言います。ところが、それまでの間が社会化を取得するうえで最も他の犬との接触・交流を必要とする時期なのです。

犬の生後2か月は人間の3歳児、3カ月では5歳児に相当します。この間、保育園にも、また幼稚園にも行かせてはダメ、他の子どもたちと遊ばせてもいけないと言っているのと同じことです。この時期に権勢症候群は芽生えます。主従関係をしっかり身につける上からも必要なのです。

最終更新日: