豆柴ブリーダー新富士野荘について

新富士野荘では小豆柴・極小豆柴・豆柴を改良繁殖しております。豆柴の小さいのが極小豆柴、それよりさらに小さいのが小豆柴(アズキシバ)です。このように小柄な柴犬を多様に作出していますが、いずれも、大きさ以外は、普通サイズの柴犬の形質をきちんと受け継いでゆくことを常に心がけている研究・開発型ブリーダーです。

ご挨拶にかえて

豆柴との出会い

1954年頃の初冬、信州で一匹の小さな柴犬に出会いました。それが新富士野荘における豆柴の原点です。

小さな柴犬に出会いたくて、その日私は、信州を巡っていました。まだ11月に入って間もないというのに、途中で雪に降られ、チェーンを求めて小さなガソリンスタンドに立ち寄りました。そこに駐めてあった車の中にいた小さな犬に目が行き、興味の湧くまま、よく見せていただき、話も聞くことがでました。

これぞ正しく、昔からいたとされ、話には聞いていた尺(30.3cm)以下の小さい柴犬でした。私はこれを探し求めていたのです。車の中に横たわる狸の横に寝そべるその誇らしい表情、自信に満ちた目の輝きは、今でも脳裏に焼き付いて離れません。狸は、その小さな柴犬の活躍で仕留められた獲物だったそうです。

さらにその後も、小柴探しの全国行脚は続きました。

豆柴の時代

当時の日本では、犬は外で飼うのが普通で、室内で飼うのは珍しいことでした。しかし私は、洋犬人気とともにいずれ室内飼育が普通になり、さらに洋犬より柴犬、それも室内飼育に適した小柴(今で言う豆柴)の時代が到来すると確信していました。

そう確信できたのは、実際に私自身が豆柴を飼っていて、その良さを実感ていたからです。豆柴こそが、家庭に幸せを運び心に潤いをもたらす犬であり、家族の一員として相応しいと感じていたからです。私の予想どおり豆柴の人気は高まり、豆柴への憧憬は愛犬家の中に浸透しました。

それは文化そのものです。人々の生活様式は時代とともに変革を遂げます。「犬は外で飼うもの」の時代から「犬は室内で飼ってあたり前」の現代が既に訪れているのです。『番犬』から『家族の一員』と、時代は大きく変遷したのです。

現状

残念なことですが、「豆柴を買ったのに普通の柴犬よりも大きくなってしまった」という話は枚挙にいとまがありません。近年では、豆柴人気に便乗した業者がオークション等で仕入れた発育不良の柴犬を買付けて豆柴として売る、といった事例も発生しています。こうしたことが絶えない理由は、豆柴の人気の高さはもちろんですが、加えてそれに便乗して普通の柴犬を豆柴と偽って売るブリーダーやペットショップがいると云う事実もあるからです。
繁殖業者によっては、豆柴の作出にあたり、他の小型犬との交配したり、過剰な近親交配を繰り返す、などの問題のある繁殖を行っているところもあるようです。また「豆柴の作出は柴犬の血統を乱す」という人もいます。
何れにせよ、豆柴が存在していることは、動かし難い事実です。実際に存在する以上、「豆柴と言う犬種はありません」などと排他的なことばかりは言っていられません。

公益社団法人日本犬保存会は、昭和9年(1934)「日本犬標準」を制定し、その大きさにより、小型・中型・大型の3分類し、小型を柴犬としました。それ以来分類変更はしておりません。

しかし、世界の他犬種をみると、殆どの犬種が改良作出されたものです。例えばプードルをみても、スタンダードからトイまで、各サイズ全てのプードルが、今でこそKC(英国ケンネルクラブ)、AKC(アメリカケンネルクラブ)でも公認犬種として登録されていますが、改良・作出の歴史をみると『非公認時代』を経てきているのです。

豆柴や小豆柴のことを、そんな犬種はいないと言うのは、何も知らない人の暴言と言わざるを得ません。豆柴や小豆柴も、何代にもわたって一定の大きさを維持している以上、犬種であることに違いはありません。言うならば今、『非公認時代』にあるだけのことです。詳細はこちらをご覧ください

本物の豆柴

柴犬の標準体高を制定した昭和9年(1934年)9月当時から、その標準以下の犬も、それを超える犬も存在していました。既に登録されていたこれらの柴犬も含めて制定した標準ですから、それ以下の柴犬がいても当然のことです。つまり小さな柴犬は昔から存在したということです。

そうした豆柴同士を、何代も何代も交配を重ね、作出してきたのが所謂「本物の豆柴」です。豆柴の繁殖者には、通常以上に深い知識と経験、それに技術や設備、そして何よりも、長年にわたる深い愛情が求められます。

豆柴犬は「小型の柴犬」です。体が小さければそれだけで良いと言う事にはなりません。小さいことは当然のこととして、柴犬と言うからには、性能、体型共に柴犬の特徴をすべて備えていなければなりません。そしてもちろん健康でなくてはなりません。

豆柴ブリーダーとしての当舎の取り組み

当舎では豆柴の作出にあたり、他の犬種の血を入れて小さくしているわけではありません。もともと柴犬の中に現存していた小さいサイズの柴だけの交配を重ねているのであって、決して血統を乱すものではありません。過剰な近親交配もありません。

富士野荘におきましては、富士の裾野という大自然に恵まれた絶好の環境のもと、健康で優れた「豆柴」の増殖に努めて参りました。

その結果、業界初の満一歳までの生命保証制度、同じくサイズの保証、並びにお迎え後一か月間の診療費補償制度等など確立しました。毎月の豆柴子犬誕生頭数は日本一を維持しており、迎え入れていただいた多くのお客様から喜びの声が続々と届いております。

そしてその延長線上に、更に改良した『小豆柴』の誕生を見たのです。

小豆柴事典-豆柴改良・小豆柴作出の歴史と飼い方

―本物には、永い改良の歴史があるー
豆柴で買ったのに柴犬、それもオーバーサイズの柴犬になったといった話は枚挙に暇はない程耳にします。子犬のうちに小さ目の柴犬を、豆柴として売買された名ばかりの豆柴です。子犬時代に小さいということは、病気等による発育不全が殆どです。それに比べ、本物にはそれ相当の改良の永い歴史があります。それを無視して金高比較だけで買った見本が前記の例です。それは最も高買いしたことになります。偽ブランド品を買ったの同じことです。
一方、本物の豆柴、小豆柴は一朝一夕にして出来上がったものではなく、永年の研究・改良、莫大な投資と努力によって作出されたものです。
また、犬は生き物です。健康も重要です。それも子犬を見ただけでは容易に分かるものではありません。子犬を目の前にすると可愛いさの情が優先し、冷静を失いがちになる人も少なくありません。Aブリーダーは満一歳までの長期生命保証があるのに、Bブリーダーは14日間なのは何故か、答えはすぐに出る筈です。どこから買ってもメーカー保証は同じの工業製品とは全く違うのです。

したがって、生き物の犬の購入は、あらゆる角度から総合判断して決めることが肝要となります。

人類最良の友、犬には15,000年の人との歴史があり、今や、人間社会に代替の利かない大きな役割を果たしている。

今では、人類最良の友といわれるほど人間社会の大きさ存在になっている犬の起源は、狼の子を人間が飼い慣らし、人間に慣れる遺伝子を有する個体を選び繁殖を重ねてつくられたのだろうとの考え方が一般的です。つまりそのときから既に改良は始まっているのです。
その歴史は15000年前に遡るとされています。
犬という最良の友を得ることがなければ、現在の人間社会の姿も違うものになっていたかもしれないという人もいるほどです。
勿論、常に改良が行われてきたのは犬ばかりではありません。あらゆる家畜、家禽(かきん)から野菜も果樹も、そして穀物、花に至るまでです。それは全て人間の生活に有用だからです。
現に、犬は人間にとってなくてはならない、人間では出来ない大きな働きをして人間社会に貢献しているのです。盲導犬、警察犬、麻薬探知犬、猟犬、爆発物探知犬、地雷探知犬、害獣駆除犬、セラピードッグ、聴導犬、介助犬、災害救助犬、DVD探知犬、トリュフ探知犬、がん探知犬、低血糖アラート犬、警備犬、番犬などです。
豆柴 セラピードッグ
家庭では、癒しを与え家庭に幸せをもたらし大きく貢献しています。具体的には共通の話題が出来て家中が明るくなった、子供が明るく元気になった、情操教育に役立っている、犬が来てから朝起こさなくてよくなった、学校帰りが早くなった、孤独のおばあちやんの生きがいになっている、仕事から帰っ来たとき全身で喜び露わにして迎えてまくれるとき疲れを忘れる等などです。
また、どうせ飼うなら好きな犬種を飼いたいのも人情でしょう。そこに品種改良、更には新品種が生まれる要因があり、それは動植物みな同じです。サラブレットもその一例です。
セントバーナード犬やグレートデンのように、大型犬を好きな人もいれば、より小さい犬を好む人もいます。
犬種は世界には非公認犬種を含めて700〜800の犬種がいるといわれており、JKCにはその内約200犬種の登録があるようですが、大部分は外国、特に多いのはイギリスで改良作出された犬種です。
豆柴子犬

小型の柴犬を、何も知らずにする非難には耳を貸してはならない。

「小型化された柴犬は、無理な繁殖によって生まれてきた可愛そうな子達」と、自分の感想だけで無責任に非難する人がいます。
無理な繁殖とは何を指すのかは分かりませんが、少なくとも富士野荘で産まれた豆柴は無理な繁殖はしておりません。より小さい遺伝子を持つ犬を選び、これを何十代も繰り返していけば自然の内に小さい犬が固定します。
その改良の歴史が生み出したのが、現在の豆柴であり、それを基に改良作出したのが小豆柴です。
「豆柴が普通の大きさに育った柴犬」というのは、初めから柴犬だった子犬を豆柴として売り買いしたもので、次元が異なります。また、無理な食事制限で豆柴になるものでもありません。そんなことをしていたら栄養失調で早く死んでしまいます。豆柴とて必要な栄養・カロリーは、確り与えなければなりません。

現在、KC(英国ケンネルクラブ)、AKC(アメリカケンネルクラブ)公認犬種も非公認次第を経ている。

JKC(ジャパンケンネルクラブ)が豆柴という犬種を認めるつもりはないと言っている、と云う人もいます。今はそうかもしれません。しかし現在、既に豆柴も、小豆柴も厳然として存在しています。ただ、登録団体で公認しておらず、『非公認時代』にあるだけです。何れは認めざるを得ないときが来る筈です。
小型化された犬種は沢山あります。例えば、トイプードル然りです。
プードルの原種は、体重20㎏を超すスタンダード・プードル。昔は鳥猟犬として活躍、獲物を回収する役目を果たし、人間の生活に貢献しており、原産国フランスで人気化し、間もなく小型化するための品種改良が進められていったのです。
それからミデアムプードル、ミニチュア・プードルが誕生、次いで今人気の体重3㎏位のトイ・プードルが誕生したのです。
各サイズ全てのプードルは、今でこそKC(英国ケンネルクラブ)、AKC(アメリカケンネルクラブ)でも公認犬種として登録されていますが、改良・作出の歴史をみると『非公認時代』を経てきているのです。スタンダードプードルを餌の量を減らして小さくしていったのではないことは、今更論じるまでもありません。
このような、犬種を作りたいの思いは全ての分野に変わることはありません。その恩恵に与って、今我々は、昔では考えられない夢のような生活をしているのです。

国民の約7割8億5千万人が犬好き、内閣府大臣官房広報室発表。

因みに、内閣府大臣官房政府広報室の発表によりますと「犬好き」と答えた者の割合が68.0%、「嫌い」と答えた者の割合が29.0%となっています。これを単純に人口で換算しますと、日本人の約8千5百万人が犬好きの人ということになります。更に今後高齢化社会が進めば、犬に癒しを求める傾向はさらに強くなってくると思われます。これも見逃せない事実です。

小豆柴の餌と与え方

小豆柴子犬の餌

小豆柴の餌はドッグフードです。
一口にドックフードと言ってもその種類は多く、どれを選んだらいのか迷うことかと思います。嗜好性や皮膚・被毛、歯の健康の面でも優れているものを選らばなければなりまん。新富士野荘ではいろいろと試した結果選んだのがロイヤルカナンです。
小豆柴は超小型犬ですので、『エクストラ スモール』を使っています。しかし、必ずしも、『エクストラ スモール』でなくても『ミニ』でもいいのですが、『エクストラ スモール』の方が小粒です。

小豆柴犬と極小豆柴の子犬

生後71日の小豆柴と生後77日の豆柴子犬

小豆柴に与える餌の量

小豆柴は豆柴よりも遥かに小さく、豆柴の約半分くらいの体重です。
小さい分、餌の量も少なくなるのは当然のこととしても、餌を少なくしてはいけません。発育と健康維持に必要な量はしっかりと与えなくてはなりません。ただ、太り過ぎがよくないのは犬も人と変わることはありません。したがって、与え過ぎにも注意して下さい。

小豆柴に何の恨みがあるのかしりませんが、小豆柴は、大きくさせないため、餌を制限する指導をしているななどと、虚偽の事実を吹聴する人がいますが、それは全くの創作と言う他ありません。餌を与えないで小豆柴を小さくしたのではなく、小さいのは飽くまで血統であり、種であり、遺伝によるものですから、必要な餌は十分に与えなければなりません。普通の豆柴を小豆柴の大きさ以上にならないような飼い方をしたなら、骨と皮だけの栄養失調になり、途中で病死してしまいます。

成長段階で変わる餌の種類

子犬をお迎えになってから生後10か月までの餌

社会性訓育及び初歩訓練を終わった子犬をお迎えになった場合、成長期の生後10か月までは『エクストラ スモール パピー』か『ミニパピー』を与えます。この時期に基礎体力が培われ、免疫力も高まります。そのために必要なのは栄養です。生後10か月からの餌
社会性訓育及び初歩訓練を終わった子犬をお迎えになった場合、成長期の生後10か月までは『エクストラ スモール アダルト』か『ミニインドアパピー』を与えます。

ドッグフード

生後10か月からの餌

生後10か月からは『ミニ アダルト』を与えます。

ドッグフード 成犬用

地図およびアクセス方法

地図(Google Map で表示

静岡県裾野市千福が丘3-14-16

鉄道をご利用の方は最寄り駅はJR御殿場線の裾野駅です。
ご来舎のご予約の頂いた上で、ご来舎当日、行きは裾野駅からタクシーを利用して頂き当舎へご来舎頂きますようお願い申し上げます。帰りの裾野駅までは当舎スタッフが車にてお送りさせて頂きます。
※当舎の車での帰りの裾野駅までの送迎が必要な場合はご来舎の3日前までにご連絡ください。
※当舎の車にチャイルドシートがございませんので、チャイルドシートの必要なお子様がご同行される場合は、当舎の車での送迎が出来ません事を予めご了承下さい。
そのため、チャイルドシートの必要なお子様がご同行される場合は裾野駅までの行き帰りはタクシーをご利用いただきます様、お願い申し上げます。

高速バスをご利用の方は、高速バス停(東名裾野または千福下)まで当舎スタッフが車にて送迎いたします。来舎ご予約のうえ到着日時をご連絡ください。また、突然ご来舎されても対応できません。

必ず事前に所定の手続きをなさったうえ、ご来舎予約をお願いします

お車をご利用のお客様

関東方面からお越しの場合
東名高速道路 裾野IC 下り出口より 7.3km、およそ15分(地図
関西方面からお越しの場合
東名高速道路 裾野IC 上り出口より 7.3km、およそ15分(地図
新東名高速道路 長泉沼津IC 上り出口より 11.4km、およそ20分(地図

鉄道をご利用のお客様

JR御殿場線 裾野駅
裾野駅より車・タクシーで15分位
JR新幹線 三島駅
東海道本線 三島駅→沼津駅…(乗り換え)…御殿場線 沼津駅→裾野駅
三島駅北口より車・タクシーで25分位

高速バスをご利用のお客様

東名ハイウェイバス(JRバス関東株式会社)
『東名裾野』停留所にて降車(詳細
富士急行(株)
沼津〜新宿・渋谷線(さんさんぬまづ・新宿号)『千福下』停留所にて降車(詳細
三島〜新宿・渋谷線(みしまコロッケ号)『裾野市民文化センター前』停留所にて降車(詳細
沼津〜東京駅線(さんさんぬまづ・東京号)『千福下』停留所にて降車(詳細

小豆柴・豆柴が東京で買える『小豆柴の郷 上野店』のご案内

東京・秋葉原でも小豆柴、豆柴がお買いになれます。
『小豆柴の郷』は、小豆柴、豆柴と触れ合える『小豆柴カフェ』ですが、お買いになることも出来ます。小豆柴の郷・上野店についての詳細はこちら。

岡山サービスステーション(岡山SS)のご案内

富士野荘の豆柴が買えるようになりました。山口県、広島県、島根県、鳥取県、香川県、徳島県、高知県、愛媛県、そして九州地方にお住まいの方にも便利になりました。岡山サービスステーションについての詳しくはこちら

譲渡条件について

家族の一員としてお迎え下さる方へ、直接お譲りします。但し、下記条件を全て満たしていることが条件となります。尚、お申し込みいただいても、応じられない場合もあります。

  1. 家族全員が真の愛犬家であること
  2. 生涯、家族の一員として可愛がっていただけるお約束をしてもらえること
  3. 年1回のワクチン接種、及び夏季のフィラリア投薬を行ってもらうこと
  4. 当舎から説明指導する飼育要領をお守りいただけること
  5. その他、当舎が指導する一切の飼育指導を守りいただけること

下記の条件に該当する場合は、お譲り出来ません。最近、ペットショップ様等からのお問い合わせが目立ちますので予めお断りしておきます。

  • 上記のお譲り条件を満たさない場合
  • ペットショップ様や「ブリーダー直送」等の販売斡旋・仕入販売をされているネット通販業者様、及び、その他販売目的の場合
最終更新日: