豆柴とは? 成犬時の大きさ、価格、血統書、選び方など

豆柴は小型の柴犬です。柴犬は縄文時代の昔から山岳地帯における狸や狐などの狩猟犬として活躍し、人間と共に生活してきました。こうした小型の柴犬を、現代の住宅事情や室内犬としての需要に応じて改良繁殖したものが豆柴です。

豆柴の概要

柴犬は縄文時代から狩猟犬として人間と生活をともにしてきたと言われています。その中には体高1尺(30.3cm)以下の小さい犬もいて、それが現在の豆柴のルーツと考えられます。豆柴は、公益社団法人日本犬保存会が定めた柴犬の標準に照らして体高の小さい柴犬であり、あくまでも小型の柴犬ですから、柴犬としての優れた風貌や性質を備えています。

原産地 日本
起源 縄文時代
犬種分類 日本犬小型・柴犬
毛色 赤・黒・白・赤胡麻・黒胡麻
大きさ(体高) 雄:33cm
雌:31cm

柴犬は国の天然記念物に指定された7つの日本犬種の1つであり、小型の柴犬である豆柴もまた国の天然記念物です。

成犬の大きさ

豆柴の大きな特徴はその小柄な身体にあります。公益社団法人日本犬保存会が昭和9年(1934年)9月に制定した柴犬の標準体高である、雄39.5cm、雌36.5cm(雄雌ともに±1.5cmを許容しています)に比べて小さいのが豆柴です。当舎では、豆柴、極小豆柴、小豆柴を、それぞれの大きさに応じて以下のような基準で呼び分けています。

豆柴の体高
柴犬 39.5cm 36.5cm
豆柴 33cm 31cm
極小豆柴 30cm 28cm
小豆柴 27cm 25cm

豆柴の体高は、雄33cm(±1.5cm)、雌31cm(±1.5cm)が当舎の標準です。さらに小さい極小豆柴は雄30cm(±1.5cm)、雌28cm(±1.5cm)であり、最も小さな小豆柴は雄27cm(±1.5cm)、雌25cm(±1.5cm)です。これらはいずれも血統登録のうえでは柴犬であり、あくまで標準体高を満たしていない柴犬が豆柴(または極小豆柴、小豆柴)であるということになります。

  • なお体高とは、犬が自然に四足で立った状態で、き甲部(肩の上端部)から地面までの垂直の距離を言います。

成犬の画像

下の画像はどれも柴犬は一頭だけで、豆柴はすべて成犬です。親子ではありません。画像はクリックで拡大しますので、一枚ずつご確認ください。これらの画像一見する限り、まさに親子ですよね。しかし、正真正銘いずれも成犬です。画像を見れば、普通柴と豆柴との大きさの違いは歴然としております。これが本物の豆柴の成犬です。

性格

豆柴といっても後述するように小柄な柴犬ですから、その性格は柴犬に準じます。柴犬は縄文時代から狩猟として人間と生活をともにしてきましたし、番犬として飼われてきた期間も長いため、およそ次のような性格を特色としています。

  • 独立心が強く勇敢。
  • 飼い主に対しては従順で忠実。
  • 外部の人に対しては警戒心が強く攻撃的。
  • 賢く清潔好き。
  • 快活で愛嬌がある。

上記は普通柴の特色ですが、富士野荘の豆柴においてはこれに加えて、家族の一員として室内で飼われることが多い事実をふまえ、無駄吠えせず穏やかで明るい性格であることも重視しています。性格は遺伝的な面が大きく、子犬のとき身体のいろいろんなところを触って嫌がるか嫌がらないかをみれば、その犬の性格がおおよそ判断できます。

自分の犬なのに、尻尾を触ったり、寝ているとき体を触ったりすると唸る、咬むとか、餌を食べているときは手をだせない、という声をよく耳にします。しかし、そうなると、それはもう犬ではなく、野獣を飼っているようなものです。よく尻尾を振る、呼べばすぐ来てペロペロ人の手や顔を舐めような愛嬌のある性格が望ましいでしょう。

毛色

豆柴の毛色は赤、黒、白、胡麻、胡麻には赤胡麻と黒胡麻とがあります。中でも黒胡麻は最も数が少なく、その渋味のある色合いは、根強い人気があるものの中々産まれてきません。それだけに手に入れるのはより難しいのが現実です。

寿命

公式の統計はありませんが、豆柴の寿命は普通の柴犬の寿命と同じく12年から18年ほどです。ただしこれは食事や運動などの飼育環境や個体差や大きく影響するため、あくまで参考値です。また、豆柴として売られている個体の中には健康上の問題を抱えたものもいるため、愛犬に長く健康でいてほしいと願うのであれば、購入の際に注意が必要です。

健康と病気

豆柴といえども柴犬であり、先祖代々日本の気候風土に馴染んできたこともあってたいへん丈夫で、粗食にも耐える飼い易い犬種です。ただし、運動不足にならないよう心がけ、普段の運動を怠らないことように注意してください。元来、柴犬は野山を駆け回る狩猟犬として活躍していたことを思い起していただいて、朝晩20〜30分は運動に連れ出してあげて下さい。

一方、豆柴は健康面で劣化した柴犬と言う人がいます。豆柴はまともなブリーダーは繁殖しないとか、健康面などが劣化した柴犬とか、バランスのとれた豆柴は見たことがないなどと悪口をいう人がおりますし、数あるブリーダーの中には、そういった柴犬を豆柴として販売しているところがあるようで、実際に問題になっていもます。

しかし本物の豆柴はそのようなものではありません。何十年も柴犬を飼いドックショウーを楽しんできたが、もう普通柴は年をとってできないので、今後は小さい豆柴を飼いたいと言ってこられたお客さまが富士野荘の豆柴をご覧になって「体高さえあれば、日保本部展に出陳しても、堂々と闘えるほど優秀ですね」と仰っておられます。

犬種分類と血統書

豆柴は日本古来の小型日本犬・柴犬の中に存在する小さ目の柴犬です。「豆柴という犬種は存在しません」と言う人がいますが、必ずしも正しくはありません。豆柴は現実に存在するからです。一方で、権威のある公認犬種登録団体の犬種分類においては、豆柴を独立した犬種としては認めていません。したがって犬種分類上の豆柴が存在しないというのはある面では事実です。

犬種分類

独立した犬種として登録されていない現在、豆柴の犬種分類における扱いは「標準より小さい柴犬」というものです。より正確に言えば、日本犬保存会において独立した犬種として分類していないため、小型日本犬・柴犬の標準体高を満たしていない、小さな柴犬の呼称が豆柴です。各登録団体ごとの状況は次の通りです。ただし、天然記念物柴犬保存会にあっては小柴部を設け『小柴』として扱っています。

公益社団法人日本犬保存会
日本犬の血統登録団体で公益社団法人を認可されている唯一の団体であり、最も権威ある登録団体です。豆柴としての登録はなく、柴犬としての登録となります。
一般社団法人ジャパンケンネルクラブ
国際畜犬連盟に加盟しており全犬種の登録を扱う日本最大の登録団体です。豆柴としての登録はなく、柴犬としての登録となります。
天然記念物柴犬保存会
小柴部を設け『小柴』として固定化に努めています

これらの権威ある登録団体において、豆柴を独立した犬種としての登録はありません。したがって、柴犬の血統書を持つ柴犬の中に通称で豆柴と呼ばれる小さい柴犬が存在するというのが現状です。

これを大きな柴犬にあてはめても同様のことが言えます。紀州犬や四国犬などの中型日本犬の大きさに近い、オーバーサイズの柴犬もそれなりにいますが、それも柴犬には違いないということです。これを仮に『大柴』と呼んだとしても、同会では独立した犬種とは認めることはありません。

権威ある血統登録団体における登録状況

公益社団法人日本犬保存会および一般社団法人ジャパンケンネルクラブでは「豆柴」としての登録を認めていないことから、以下のような質問を受けることがあります。

「公益社団法人日本犬保存会およぴジャパンケンネルクラブでは豆柴の作出を会員に禁じているため、この両団体には豆柴犬はいない、と聞いたことがありますが、本当ですか」

結論から言って、これは大変な誤りです。何故ならば、『豆柴』としての犬種分類ないだけであって、『柴犬』として登録されている中に『豆柴』もいる、というのが正しい答えだからです。繰り返しになりますが『豆柴』というのは独立した犬種ではなく、あくまで、標準サイズを満たしていない小さい柴犬の呼称ということです。

だからといって、小さい柴犬だから豆柴とは、私共では言いません。たまたまその固体が小さいということだけではなく、何代にもわたって豆柴として続いてきたことが前提になるのは言うまでもありません。

なお、富士野荘にてお譲りする豆柴は、すべて公益社団法人日本犬保存会に血統登録されており、同会の血統書が付きます。また、ご希望があれば有料でJKC(ジャパンケンネルクラブ)の血統書を付けることも可能です。もちろん血統書は柴犬です。

豆柴の血統書と発行団体の信用性

公認された血統登録団体、つまり『公益社団法人』または『一般社団法人』で、豆柴としての血統登録を行っている団体は一つもありません。その一方で豆柴については、公認でない私的な血統書も出回っているようです。

その血統書の信用性を確認する手段がひとつあります。公認されている権威のある団体である公益社団法人日本犬保存会(日保)またはジャパンケネルクラブ(JKC)に、その血統書のある犬の登録ができるか否かを確認することです。それが可能な団体ならば、信用するに値すると考えていいでしょう。しかし実際にはこれは不可能です。

相互間において血統登録ができる日本犬保存会とジャパンケンネルクラブですが、その他の団体で発行している『豆柴』の血統書は登録を受け付けていません。つまり「豆柴」を登録したその血統書はすべて、その血統書を発行した団体内でだけ通用する私的なものであり、一般には通用しない血統書ということになります。

したがって「豆柴」としての血統書の客観的な評価や信用度はその範囲内にとどまる、と言わざるを得ないでしょう。豆柴を選ぶ上で、血統書発行団体がどこなのかが、重要なポイントのひとつとなります。

ミニチュア純粋犬の分類と固定化

科学技術では世界の先端を走っている日本ですが、純粋犬に関して言えばまさに後進国並です。例えば、フランスにおけるプードルは、スタンダードもいれば、ミニチュア、トイに至るまで分類されています。他にもダックスフンド、シュナウザー等がいます。

何代にもわたって繁殖を重ね今日の体格を維持している豆柴であれば、分類の厳格さは要求されるとしても、柴犬保存会が小柴を分類しているように、豆柴として独立させてもおかしくはありません。

富士野荘の豆柴は長年にわたって、何十代も小さい個体同士の繁殖を重ねてきたのもので、たまたま小さく産まれた小さい柴犬や発育不良の柴犬ではありません。その意味では独立した犬種といっても差し支えないのですが、日本犬においては世界最高権威の日本犬登録団体『公益社団法人日本犬保存会』ではそれを認めていないため、体高不足の柴犬ということになるのです。

豆柴のチャンピオン犬

公益社団法人日本犬保存会や、国際畜犬連盟に加入している全犬種の一般社団法人ジャパンケンネルクラブでも犬種分類上は、小豆柴も豆柴も『柴犬』です。従って、展覧会に出展はできますが、どんなに素晴らしい体型・性格を兼ね備えた小豆柴や豆柴であっても、体高不足で失格とされてしまいます。

したがって、公益社団法人日本犬保存会等へ移籍、血統登録できない団体にならともかく、権威ある公認団体である公益社団法人日本犬保存会やジャパンケンネルクラブ(JKC)には小豆柴や豆柴のチャンピオン犬は一頭も存在しません。

起源と歴史

巷間、豆柴はポメラニアンと柴犬との交雑によって作られたとか、近親繁殖によってつくられたもの等と言われています。しかし、実際は縄文時代、既に、小獣猟犬として活躍していたのであって、近年になって作出されたものではありません。

昭和9年日本犬保存会が日本犬の標準を制定した折にも、実際にはそのとき制定された現在の基準からしますと、オーバーサイズの柴犬も、体高不足の柴犬もおり、その中の1尺(30.3㎝)以下の小さい柴犬は小獣狩猟犬として、活躍していたのです。天然記念物柴犬保存会の中城瀧雄氏は「柴犬研究60年」の中で次のように述べています。

大昔、 1尺(30.3㎝)以下の小さい犬もおり、柴保の純化作出の結果、普通の柴犬の矮化の結果ではなく、元々いたものが分離してできたもの、という考えによって、今まで小さく生まれてきた子犬を、普通の大きさにしようという努力をやめ、小柴として取り扱うことにしたわけです。

また同氏は次のようにも記述しています。

  • 「小さいながら顔貌・体型・被毛・性質などに、縄文犬風の特徴を持っている」
  • 「縄文人と、小さな1尺前後の犬がいて、穴猟や鳥や小さい獣たちの猟で働いていただろう、ということは想像できます」
  • 「審査時に1尺以下の犬たちを、小柴として取り扱い、個々の犬のでき如何によって、金章犬と準金章犬に評価しました」

食糧難を生き残った豆柴とその復活

戦時中における食料難の犠牲になったのは、何も人ばかりではありませんでした。特に多くの餌を必要とする大型種である秋田犬の受難は最たるものがありました。その点、柴犬の方が比較的恵まれていたと言えます。1尺(30.3cm)以下の小さい柴犬、今で言う豆柴の生き残れた所以でもあります。

富士野荘の原点は1954年、1尺(30.3cm)以下の小柴を探し求めて全国を行脚する中で小さな柴犬と出会ったことにあります。そのとき全国から集めた小さな柴犬を基に、更なる改良繁殖を積み重ね、現代に豆柴を復活させ、今では日本一の子犬誕生頭数を誇る豆柴専門ブリーダーとなったのです。

時代背景の変化と豆柴

日本の住宅事情、高齢化人口の増加に加え、日本人の日本犬に対する憧憬、それに「犬は外で飼うもの」から「家族の一員なのだから室内で一緒に暮らすのが当然」という認識へと、時代背景は大きく変化しました。その結果、必然的に豆柴の人気と需要は今後一層増大するものと考えられます。

かつては、犬を室内で飼うなどとても考えられなかったのが、今では当たり前になるほど時代は変遷しました。一例をあげますと、犬を飼わない条件つきでないとマンシションの貸し手がなかったのが、今はどうでしょう。犬を飼ってもいいすですよ、の時代に入ったのです。でないと、満室にするのに骨が折れるのです。

そうなると豆柴は向かうところ敵なしの条件を備え持っています。「無駄吠えしない」「小さくて賢い」「排便の躾けが楽」「帰巣本能が優れていて迷子にならない」などなど家族の一員としてのふさわしい価値があるのてす。したがって、飼育頭数はやがて、普通柴を凌駕する日がくることでしょう。

こうした時代背景の変化を加味すれば、日本犬保存会、JKC(ジャパンケンネルクラブ)においても、豆柴犬の実績・評価、小型柴犬の研究の進捗、考古学などの裏づけ等によっては、公認の日がくるかも知れません。

作出と繁殖

繁殖業者によっては、豆柴の作出にあたり、他の小型犬との交配したり、過剰な近親交配を繰り返す、などの問題のある繁殖を行っているところもあり、これが深刻なトラブルを招くこともあるようです。

豆柴の作出方法

豆柴犬は、「小型の柴犬」です。体が小さければそれだけで良いと言う事にはなりません。小さいことは当然のこととして 、柴犬 と言うからには、性能、体型共に柴犬の特徴全て備えていなければなりません。以下に、これまで見聞きした豆柴の作出方法と、富士野荘における繁殖をまとめます。

柴犬にポメラニアン等、小型の洋犬を交配して作出
これについては定かなことは分かりませんが、たしかに柴犬とは似ても似つかない犬を見かけます。毛質の点においても明らかに柴犬のそれとは異なるのもいます。これを選ぶのであればそもそも豆柴ではなく、むしろポメラニアンなどの洋犬を飼うべきでしょう。また、このタイプの犬には当然、前記の権威ある団体の血統書はありません。仮に血統書があっても、その発行団体が独自で発行する血統書ということなります。
柴犬を基に近親交配による繁殖
繁殖手法はどうであれ、柴犬だけを土台にして繁殖されたものと考えられます。しかし前記の権威ある団体の血統書でない場合は、前記の権威ある団体に登録されていた血統書のある犬が繁殖に使われたかどうか、つまり純粋の柴犬てあったか否かの疑いが残ります。権威ある公認団体の血統書のある犬をわざわざ一般には通用しない他団体へ登録替えをするのかの説明がつかないからです。
もともと昔から存在した小型の柴犬による繁殖
最も安心できて、かつ、確実性のある繁殖方法です。豆柴といえども柴犬ですから、性質や体型などに柴犬の特徴すべて備えていなければなりません。富士野荘の豆柴はすべてこの方法で繁殖したものであり、私的発行の血統書付き豆柴犬は一切繁殖していません。

豆柴をこれらのタイプに分類した場合、どれを選ぶべきか。飼う人の好みの違いはあるにもせよ、豆柴はあくまで柴犬なのですから、柴犬の特徴を具備していなければなりません。

近親交配について

近親交配というのは、素人がみだりに行う性質のものではありません。しかし、育種上不可欠な繁殖手段であることには変わりなく、改良の過程で行われていたとしても当然のことと言えます。また、系統繁殖も近親交配を行わずには成り立ち得ません。近親交配そのものが悪いと言うのは、素人的先入観による論法なのです。

近親交配の卑近な例は、競争馬・サラブレッドでしょう。それなくして今日にみる、あの素晴らしい速力を持つ馬の誕生はなかったのです。

とは言え、たしかに、ブリーダーの産生する子犬には、近親交配による弊害が散見されるのも事実です。それは絶対に繁殖に使ってはならない、誤った近親繁殖による結果で、劣悪、または畸形的な遺伝子を持つ犬を近親繁殖に用いたからなのです。近親繁殖の結果、遺伝的に優劣何れも、そのホモ固体が得られるのですから種雄、台雌ともに専門的知識にもとずく厳重な選抜が要求されます。

結論として近親繁殖は、専門家が育種上の目的と綿密な計画の基にのみ行われるべきであって、一般のブリーダーが安易に行い得る性質のものではありません。

たまたま豆柴サイズに生まれた犬

豆柴は両親が豆柴であることが必須条件です。一方、両親は豆柴ではないのに、たまたま豆柴の大きさしかない小型の柴犬も存在し、これを私どもでは「豆柴サイズ犬」と定義しています。豆柴サイズ犬は、豆柴としての繁殖には使えません。次に産まれてくる子犬が親同様小さいという保証がないからです。

豆柴サイズ犬は多くの場合、豆柴犬よりも安く買えます。したがって一般家庭においてペットとして飼うぶんには豆柴サイズ犬でもいいでしょう。しかし注意しなければならないことは、最終発育が豆柴サイズであるかどうか、ということです。子犬のうちは小さくても、成犬になったときには普通の柴犬の大きさになっていた、という例は沢山あります。

豆柴サイズ犬は最終発育時の大きさが約束されておらず、標準的な柴犬ほどまで大きくなる可能性がありますから、幼い子犬を買うのはそれなりのリスクがあります。3ヶ月前後までは小さいのに、5ヶ月、6ヶ月になり急に大きくなる例は珍しくないからです。成犬になっても小さいサイズの豆柴サイズ犬を選ぶ方法には次の2つがあります。

  • 一番安全なのは成犬になった犬か、成犬に近い犬を買うことです。
  • もう一つの方法は、豆柴サイズの遺伝因子を持っている母犬から産ま れた子犬で、現在、豆柴サイズの水準にある子犬を買うことです。

豆柴サイズの遺伝因子を持っているかどうかは、外見では分かりません。 これを確かめる良い方法は、その母犬か、血の近い犬の過去における実績をみることです。それらの犬に、最終発育が豆柴サイズのものがいれば、豆柴サイズの遺伝因子を持っていると見做していいかと思います。さもなければ、片親が豆柴、もう一方の片親は豆柴サイズというのを選ぶといいでしょう。その子犬ならば、大きくなるリスクも軽減されるはずです。

豆柴の価格

ご存じのようにインターネットで検索すると、無数の豆柴ブリーダーのホームページが出てきます。その数はここ数年で驚くほどに増えています。まさに雨後の竹の子のように、の比喩がぴったりといったところではないでしょうか。

当然のことながら値段もピンキリで、その表示価格は安いものなら10万円台から、高いものでは40〜50万円くらいまで、非常に大きな幅があります。以下に実例を例示してみます。

ブリーダー 表示金額 生命保証
Aブリーダー 25万円〜45万円 先天性疾患による死亡に限り個別相談
Bブリーダー 25万円〜50万円 なし
Cブリーダー 18万円〜30万円 1週間。ただし伝染性疾患による病死に限る
Dブリーダー 25万円〜35万円以上 1か月。ただし遺伝的疾患による病死に限る
富士野荘 30万円〜50万円以上 病名を問わず満1歳まで

なお富士野荘の豆柴の価格は、例えば赤雄の場合30万円位から、極小豆柴は35万円位からとなっており、いずれも上は50万円を超えるのもいます。生命保証は死亡原因となる病名は一切問わず満1歳に達するまでとなります。なお豆柴の価格の決まり方についてはこちらで詳しく説明しています。

豆柴の選び方

一旦飼えば一生のお付き合いです。失敗したからと言って家電製品等のように買い替えはできません。犬の飼育目的も時代と共に変わってきました。柴犬はその昔、狩猟を主目的として飼われており、それが、戦後は番犬として飼う人が増え今では家族の一員との考え方が主流となっています。家族の一員ともなれば、そう安易に決めて良いものではありません。

両親犬を確認する

子犬を買うのに、親犬を見ないまま、というのはあまりにも乱暴過ぎます。少なくとも両親犬を見た上で選ぶことを怠ってはなりません。両親犬をみて、その大きさ、体型、健康状態、性格をしっかり確認する必要があります。とりわけ性格を確認するにあたり両親犬を見ることは重要です。

平成26年6月施行の改正動物愛護法では対面販売を義務づけていますが、両親犬を見ることまでは要件とはしていません。しかし性格は遺伝しやすいため、母犬はもとより父犬も見て判断すべきです。子犬を見ただけでは、どんなベテランであっても、将来どんな犬になるかを見通せるものではありません。

犬舎の衛生状態を確認する

衛生状態の良い犬舎で衛生的に飼育管理されていることが必要です。不衛生の場所で育った子犬は、後で何かと問題が生じてくるものです。病弱だったりしますと、お金がかかるだけではなく、そのため使う神経は過大な負担となるものです。

富士野荘の飼育管理は所割監督官庁である保健所からいつもお褒めの言葉をいただいています。犬舎の増改築・設備の変更の際、担当官が検査にお出でになりますが、その際何度も「犬舎に入っても、全く臭いひとつしませんがどうやって管理しているのですか」とご質問いただきます。その秘密は次の通りです。

  • 犬舎内で排泄をしていない、させない
  • 排泄は外にある所定のトイレに行く
  • 敷物は、全て白のバスタオルを使用しており、毎日取り換える
  • 夜間運動と排泄をさせている
  • 24時間監視カメラで監視しており、異変に対応している

血統書の発行団体を確認する

犬業界において公認されていない団体の中には『豆柴』としての登録を行っているところもあるようですが、日本犬で最も権威のある公認団体である公益社団法人日本犬保存会において豆柴は、独立した犬種としての分類・登録はなく『柴犬』として登録されております。また、全犬種登録団体の社団法人ジャパン・ケンネルクラブも同様です。

したがって豆柴』を血統書で判断する際は、公益社団法人日本犬保存会の発行の『柴犬』となっていれば信頼出来ることになります。なお、富士野荘にてお譲りする豆柴は、すべて公益社団法人日本犬保存会に血統登録されており、同会の血統書が付きます。

子犬の引き渡し日齢を確認する

動物愛護管理法が改訂・施行された平成25年9月1日の前までは、生後30日台から45日くらいで売り渡すのが当然のことのように行われていました。それが同法の施行によって生後56日以下での引渡しはできなくなりました。ただし経過措置として3年間は生後45日以下を引渡し禁止日齢と定められています。

富士野荘においてはお引き渡しは60日を目処にしており、生後90日までの社会性訓育強化、並びに初歩訓練の上お引渡しすることを推奨・実施し、大変ご好評をいただいております。ここでご注目いただきたいことは、ただ単に生後90日まで育てるのではなく、専門のトレーナーが専従しての社会性強化訓育と初歩訓練を行うということです。

実際の子犬を確認する

実際の子犬を見るときには、次のようなことをよく見るようしましょう。

  • 元気の良い子犬を選ぶ。歩き方も、走るときも日齢相応に活発な動きのある子犬であることが健康の証しです。不健康な子犬はノロノロとした動きしか出来ません。
  • 性格の明るい子犬を選ぶ。家族の一員としてお飼いになるのですから、明るい性格の子犬を選びましょう。よく尻尾を振る、呼べばすぐ来てペロペロ人の手や顔を舐めようとする等で判断します。
  • 被毛、皮膚にも注意する。皮膚に異常のないこと、被毛は適度に密生していて綺麗なことも確認しておきましょう。
  • 眼が活き活きとして適度に潤っていること。健康な子犬の眼は活き活きとしていて、適度に潤っています。一方不健康な子犬の眼は活気が感じられず、輝きがありません。

極小豆柴とは

富士野荘では、豆柴より小さく小豆柴より大きい柴犬を極小豆柴と規定しています。大きさ以外の特徴はすべて普通柴や豆柴と同様です。過去に生まれた極小豆柴子犬の一部はこちらのページで見ることができます。

原産地 日本
起源 縄文時代
犬種分類 日本犬小型・柴犬
毛色 赤・黒・白・赤胡麻・黒胡麻
大きさ(体高) 雄:30cm
雌:28cm

毛色

極小豆柴も毛色は赤、黒、白、胡麻があります。

逸話

極小豆柴について面白い話があります。これは、ご来舎くださり、極小豆柴をご注文下さった方から直接お聞きした実例です。このお客さまがご来社されたとき、豆柴、極小豆柴、小豆柴などいろいろとご覧に入れたところ「ここまで小さいとは想像していませんでした」というのが第一声でした。

それから仰ったのは「実は、ネットで盛んに宣伝しているところへ見て回ったのですが、そこの極小よりも、今見せていただいた富士野荘さんの普通の豆柴の方が余程小さいですよ」これなら安心です、と絶賛された意外な言葉にはちょっとした驚きとともに、湧き出る誇りを感じました。

極小豆柴という呼称は各犬舎がそれぞれ独自の基準で呼び習わしているものです。したがってこのように、他犬舎では極小豆柴と呼んでいるものが、当犬舎の豆柴よりも大きいなどということが起こります。その後も、多くの方から同様のお言葉をいただき、その度に、より責任感を強くして、皆様のご期待に応えるため、日夜努力いたしております。

宣伝するだけなら簡単です。ネット販売は犬に限らず玉石混混淆です。特に豆柴は、人気に乗じて豆柴の繁殖を始めた金儲け主義的なところもあります。現実に多くの被害も出ています。実際に自分の目で確かめられるよう、お勧めいたします。本当に家族の一員として迎えるのならば、近くだからとか、値段が安いからだとか、目先のことにとらわれないことが肝要です。

富士野荘の豆柴について

豆柴犬は「小型の柴犬」です。体が小さければそれだけで良いと言う事にはなりません。小さいことは当然のこととして 、柴犬と言うからには、性能、体型ともに柴犬の特徴全て備えていなければなりません。

富士野荘の豆柴の血統書

富士野荘にてお譲りする豆柴は、すべて公益社団法人日本犬保存会に血統登録されており、同会の血統書が付きます。また、ご希望があれば有料でJKC(ジャパンケンネルクラブ)の血統書を付けることも可能です。もちろん血統書は柴犬です。

日保の血統書見本

日保の血統書見本

したがって富士野荘におきましては、ルーツの分からない単に小さいだけの犬とか、普通の柴犬から、たまたま小さく生まれた豆柴サイズの犬は豆柴犬としての繁殖には一切用いません。代々豆柴として繁殖してきた犬のみを繁殖いたしております。もちろん、私的発行の血統書付き豆柴犬も一切繁殖していません。

富士野荘における豆柴子犬の価格

体型、大きさ、訓練性能、性格などによってランクが決まり、そのランクによって、またその子犬が雄であるか雌であるかによっても価格が変わります。子犬はすべて別個の個体ですから一概の価格づけはできませんが、一例としては次のようになっています。

  • 豆柴の母犬から生まれた子犬で、毛色は赤、雄の場合、価格は30万円を下限にランクによって決定
  • 極小豆柴の母犬から生まれた子犬で、毛色は赤、雄の場合、価格は35万円を下限にランクによって決定
  • 高いランクの極小豆柴なら50万円からとなります
  • 毛色は赤→黒→白の順に、価格が上がります

価格には消費税が加算されます。いずれも8種混合ワクチン接種済、生後2か月渡しの子犬です。富士野荘では生後2か月未満の若日齢子犬は、一切、引渡しておりません。なお一般的な豆柴の価格の決まり方についてはこちらで詳しく説明しています。

富士野荘における繁殖

先に「近親交配は育種上必要」と申し上げましたが、だからと言って、当犬舎において販売する豆柴子犬を、直接近親交配によって繁殖しているということは一切ありません。つまり、両親が近親という子犬を販売することはないということです。その点誤解のない様お断りしておきます。

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